2024.11.29

位牌に感じる故人様「らしさ」|位牌の物語

お位牌とは、亡くなられた故人様の魂が入る場所だと言われています。ご葬儀の際に使用する白木位牌というのは仮のお位牌であり、そこから四十九日までに本位牌へ変更するというのが一般的な流れになっています。

本位牌を選ばれる際に、どうやって選べばよいのか?というお話ですが、近年では故人様「らしさ」を重要視される方が多くなっていると感じます。お位牌が持つ物語性や素材、色合い、そういった部分から故人様を感じられる部分を探してみるというのも、本位牌を選ぶ際に考えても良いポイントです。

SAIKAIのミニ位牌も故人様「らしさ」を感じて頂けるような作品づくりを目指して、製作を行っています。本記事ではSAIKAI&CO.で扱うミニ位牌の物語をお伝えします。


凛と立つお位牌「Lzi」

Lziは「背筋が伸びる、凛とした佇まい」というコンセプトで開発されたおしゃれなミニ位牌です。

いつもやさしく、時には厳しく、そんな故人様のやさしくも凛としていた姿を思い起こすことができます。まるでこちらを見ているような傾きは、しっかりと目線を合わせ大切なあの人と向き合うことができます。その立ち姿は「未来を生きる私たちに背筋を伸ばして前に進んでいってほしい」そうしたメッセージも込められています。

スタイリッシュでシンプルを突きつめたおしゃれなデザインは、美しい立ち姿を見せてくれます。故人様の人生、これまでのあなたへの関わり方、そういった部分に重ね合わせられる部分があれば幸いです。

材種は4種、本黒丹・紫丹家・楓・ウォールナットの銘木を採用しています。

◆本黒丹:黒い縞模様が特徴的でクラシックは風合いをより感じられる作品です。他の銘木よりも密度が高く、ずっしりとした重みはご購入された多くの方に驚かれます。

シンプルなおしゃれミニ位牌・モダン位牌

◆紫丹系:グラナディロと呼ばれる紫丹系材は、赤みがありやさしかった印象を思い起こします。女性の方に選ばれる傾向が強いですが、男女ともに好きな色としてもよく選ばれます。

シンプルなおしゃれミニ位牌・モダン位牌

◆楓:明るい絹のような光沢を放つ、最もやさしく柔らかい印象を醸し出します。北米でメープルと呼ばれる材の日本原産のものが楓材です。材料まで含めた純国産というのも一つの特徴です。

シンプルなおしゃれミニ位牌・モダン位牌

◆ウォールナット:お位牌、お仏壇ともに人気が高いのがウォールナットです。どんな仏壇、お部屋にも合う落ち着いた風合いが特徴です。デザインと相まってやさしくも凛とした表情を見せてくれます。

シンプルなおしゃれミニ位牌・モダン位牌


空に浮かぶ位牌「Shin」

これまでに一切存在しない「空に浮かぶようなお位牌」をコンセプトに製作されたおしゃれなミニ位牌です。

Shinという呼び名の通り「心、神、信、芯、真」、”しん”という言葉にはさまざまな意味があります。大切な人が、前を向いて生きていくための拠り所となるような存在として、2本の支柱に支えられた形はまるでその人の生き方を象徴しています。たくさんの支えがあるから生きていける。このお位牌も同じ。支えがあるから人生という時間を過ごすことができたのだと思います。

やさしかったあの人を連想させる柔らかい台座の内側に入りこむフォルムと、シャープで凛とした印象を連想させるスタイリッシュなフォルムを共存させています。無事に天国に行けますように、そんな願いと共にお選びください。

材種は札板には本黒丹、楓、ウォールナットを採用し、台座部分には美しい白い杢目が特徴のバーチ材、札板と同じウォールナット材を採用しています。

◆本黒丹:黒い縞模様が特徴的でクラシックは風合いをより感じられる作品です。バーチ材とのコントラスト、ウォールナット材との落ち着いた品格、どちらもそれぞれの良さがあります。

おしゃれなミニ位牌・モダン位牌


おしゃれなミニ位牌・モダン位牌

◆楓:明るい絹のような光沢を放つ、最もやさしく柔らかい印象を醸し出します。バーチ材と合わせれば一体感のあるやさしい印象をより強く持ちます。ウォールナットもイメージはそのままにツートンのかわいらしさが感じられます。

おしゃれなミニ位牌・モダン位牌


おしゃれなミニ位牌・モダン位牌

◆ウォールナット:お位牌、お仏壇ともに人気が高いのがウォールナットです。バーチ材は上記と同じツートン、ウォールナットの統一感もまた美しい様相を描きます。

おしゃれなミニ位牌・モダン位牌


おしゃれなミニ位牌・モダン位牌

Shinは6種類と多くの種類から選ぶことができます。上記の材質やお色からぜひ故人様にぴったりだと思うものが見つかれば幸いです。


終わりに

お位牌とは故人様そのものです。ぜひ本位牌を選ぶ際には、故人様の想い出を語らいながらご検討して頂ければと思います。「お父さんはこうだったよね」「お母さんはいつもこうしてくれたよね」そんな話をしながら選んでくれる、それ自体も故人様を想うことでもあると思います。

ぜひ「らしい」と思えるお位牌に出会えることを願っています。