お位牌の文字彫り、中々初めてだとどのように注文したらよいか分からない、というお声をいただきます。
SAIKAI&CO.で取り扱っているお位牌はミニ位牌と言えるサイズ感です。通常伝統的なお位牌というのは下台が大きく、全体の高さも札板の寸法が同じだとしても高くなりがちです。しかし、伝統的なお位牌でもモダンなお位牌、ミニ位牌でも彫る内容については大きな違いはありません。
ではそれぞれどのような構成にしたらよいのか?梵字はあった方がよいのか?その辺りの疑問にも以下よりお答えできればと思います。
1.レイアウトパターンについて
まずはレイアウトパターンについてです。
※少し大きな画像が続きます。



大きくはこの3つのいずれになる場合が殆どです。
・一番上は主に「関東圏」の方に多いレイアウト
・2番目は主に「関西圏」の方に多いレイアウト
・一番下は戒名の無い場合のレイアウト
となります。ただし、上記はあくまでもその地域に多いというだけで、本来お位牌のレイアウトは「白木位牌」に書かれた文字をそのまま記載するという形が最も多くなっています。梵字の有無、俗名の頭文字の有無、行年or享年(orどちらもつけない)、などなど細かく違いがありますので、しっかりとご確認して頂ければと思います。
まずは白木位牌のレイアウトをご確認、それでもレイアウトに迷われる場合はお寺さんにご確認するようにおすすめをしております。
2.レイアウト案について
基本的に弊社ではお位牌ごとにレイアウトを都度作成させて頂いてご確認頂き次第、彫りを開始するようにしております。実際に入力いただいた内容で、どのようなレイアウト状態に見えるのか?を画像でご確認いただけるのでご安心ください。
画像を見て頂いた後に修正も可能です。修正がある場合は、修正したレイアウト案を作成して再度送付いたします。
※ご注文時に入力いただいた「メールアドレス」宛てに送付をさせていただきます。

彫り方や文字色は
・彫り方→「文字彫り」「文字書き」を選択できます(カエデ材のみ素焼き彫りが可能)
・文字色→「金」「白」を選択できます(カエデ材のみ黒が選択可能)
色の完成イメージについては以下の画像をご参照下さい。



Lzi位牌の彫り見本です。上からカエデ・本黒丹・紫丹系の順番となっています。



Shin位牌の彫刻見本です。上からカエデ・本黒丹・ウォールナットの順番となっています。
それぞれLziとShinでどのような雰囲気のお位牌になるのか、ご参考にしていただければと思います。
多くの方は「金文字」の「彫り」を選択されますが、白や黒・素焼き彫りも楓材には合います。
※楓の場合は金文字が少し見づらくなります。
また「彫り」か「書き」かということについては、こちらは圧倒的に彫りを選ばれる方が多いです。しかし、こちらもお寺さんによっては文字書きを指定される場合もございますので、迷うようであれば事前にご確認いただくことをおすすめしております。
※「書き」は機械書きといわれる機械によって書き文字を再現しています。弊社では筆による職人の書きは承っておりませんので、予めてご了承ください。
3.梵字について
こちらは宗派によって異なります。しかしながら、該当する宗派であっても梵字を入れないという方も多くいらっしゃいます。
そのため梵字についても迷われる場合は、「白木位牌と同じにする」もしくは「お寺さんに相談する」というどちらかを弊社ではおすすめしております。
各宗派ごとの梵字の一覧は下記の画像をご参照ください。

4.さいごに
冒頭にも記載した通り、初めてのお位牌のご注文は色々迷われることが多いと思います。基本は「白木位牌と同じにする」という前提で考えていただき、迷う場合は「お寺さんに相談する」ということを行っていただければ安心してご注文できると思います。
ミニ位牌の通販を行っているブランドとして、弊社でもご相談等はお受付しております。何かご不明な点等ございましたらいつでもご連絡下さいませ。
tel : 088-698-3039
info@saikai-company.com