SAIKAI＆CO.は『心と心を繋ぎ、ひとときの安らぎと一歩踏み出す勇気となること』をビジョンとして掲げて創られた祈りのブランドです。
ここにかける想いとしてまだブランド名すら決まってないときにデザイナーと話していたことがありました。
それは大切な人や忘れがたい人、許される事ならもう一度だけ逢いたい人が誰しもいるということでした。立ち上げた私自身もそうですし、このブランドを選んで頂いた方もきっと同じだと思います。人生のなかで自身にとって大切な方を亡くされるというのは深い悲しみ、後悔、そして溢れ出る感謝、純粋な愛、そういった様々な感情に包まれる瞬間であり、それらは決して簡単に癒えるものでも、受け入れられるものでもありません。そして許されることならばもう一度だけあの人やあの子に逢いたい。
実体世界でそれは叶いませんが、『大切なあの人らしさを感じながら心を通して再会する媒体として、そして祈りを通じて自らを見つめ直し鼓舞するための祈りの在り処として、最高のプロダクトを創りたい』そういった想いからスタートしました。
そしてSAIKAI＆CO.の目指すべき価値として以下を定義しています。
●何かに縛られず、「らしさ」を大事に故人に想いを馳せながら多様に選択できること
●多くの人が納得感と透明性を持った価格で手に取り、安心した品質が届けられること
●持続可能な祈りの空間を創り続けられること
伝統を大事にしながらも、世の中の変化に合わせて変わっていくこと。これまで流通の関係でタブーとなっていることなどを開放するためにお客様に直接届けることによってより多様な選択肢の提供が可能になり、それが「らしさ」の広がりに繋がると考えています。
また同様にお客様へ直接販売させていただくことでお客様に納得感と透明性を持った価格でご提供することが可能になりました。さらに問屋や小売店を介さないことで商品自体へより多くの金額を投資ができ、より高いデザイン性と品質を提供できます。妥協のないデザインと品質を出し続けることが何より重要だと思っています。
最後に我々の活動自体に持続性を持たせること、天然木の使い方や表情の出し方、これまでの木工や仏壇の産業ではまさに勿体ないという言葉が当てはまるような使い方をしていることが多々ありました。だからこそ1つとして同じものは無いという木の特性を強く生かすことを大事にしています。また現在木工職人は高齢化が進み、減少し続けています。事業を通して若い職人の育成に努め、持続的に事業を続けられることを目指しています。
すべての商品を完成させるまでに多くの苦労もあり2年近くの歳月がかかりましたが、自分たちで本当に納得できるものができたという自信だけはあります。
もちろんまだまだ我々が目指すべき世界観に向けて磨き上げるべきことがたくさんありますが、最高のブランドにすべくこれからも精進していきます。
